私の担当の決め方
2017年夏、私の担当は塚田僚一になった。
前回の記事で書いたが、私はえび担としてそこそこ長い時期を過ごしてきた。
えび担になったのは、ワーホリ*1を見てから。はっしーが入ってこんな上手に関係を築いていて仲良さそうで楽しそうでいいなと思った。
そこからはFCに入り、初めてのライブであるEarly summer concertに行き、沼にずぶずぶと入って行って抜けなくなっていた。
ツイッターでもオタ友ができて、充実したA.B.C-Zオタクライフを過ごしていた。
しかしそんな私に一つ悩みがあった。
それは、全員が好きすぎて担当を決められないということだった。
このまま箱推しっていう選択肢もあったけど、やっぱり担当を決めたほうが楽しいだろうし決めたいなという気持ちはずっと持っていた。
そんな中、その時一番気になっていたメンバーが塚ちゃんだ。
アウトデラックスに出演して世間的にも有名になり、その元気で素直で明るいという私は全く持っていない性格に惹かれた。どこまでもアイドルでひまわりみたいな笑顔、塚ちゃんいいなぁ~と思いつつ。
そんな時に「A.B.C-Z 5Stars 5Years Tour」(以下、55コン)の開催が決定した。
もちろん、応募して横浜アリーナ公演に参加することが決まった。
オタクになるとライブで担当のうちわを作って持つという楽しさがある。これをやりたかった私は当時一番気になっていた塚ちゃんのうちわを作った。
当日は塚ちゃんと書いたうちわを持ち、ペンライトを持つ手首には黄色の星がついたヘアゴムをつけてオタ友と一緒に会場入りをした。
席は相変わらずの運を発揮し、二階席の七列目。言い換えると一番後ろから三列目というだいぶ遠い席だった。だけど、何回もA.B.C-Zのライブに参加して自信を持って言えるのが、どんな席でも本当に楽しい。それはオタクとして自信をもって言える。だからすんごく楽しんでいた。
ライブも後半に差し掛かり、A.B.C-Zは二階席にきてくれた。
ちょうど私の席の斜め前でスタトロ*2の組み立てが始まったため、目の前を通ることが分かった。二階席は前から五列目と六列目の間にスタトロが通る通路があった。ということは、七列目の私は目線もちょうど目の前にメンバーが来ることがわかった。
途端に友達と緊張した。まさかそんな近くにメンバーがきてくれるとは夢にも思わなかったからだ。(基本的に友達も私もセトリなどの事前情報は仕入ないタイプのため何も知らない状態だった)
最初にこちら側に来たのが塚五*3だった。
まさかの心の準備が出来ずに目の前に一番気になるメンバーを最初に迎えることになってしまった。
そして、目の前にトロッコに乗った塚ちゃんがやってきた。
最初は私たち側に背中を向けていた。
しかし、どの席も同じように周りのオタクたちは目の前のメンバーの名前を呼ぶ。
私は緊張しすぎて呼べなかったが。
そしたらなんと塚ちゃんがこっちを向いたのである。ちょうど私の目の前だった。
あまりにも緊張しすぎて、死ぬ前みたいにその時のことを走馬灯のように覚えているのだが、まず思いっきり目が合った。
周りは手を出していたのに、本人のうちわをもっている私は固まって手を出していなかった。動けなかった。
動けなかったけど、金縛りの時のように視界だけは動かせたのでずっと顔を見つめていた。
目の前の塚ちゃんは私が持っているうちわを見た。
そして動かないオタク(私)の顔を見て、微笑んだ。その時は塚ちゃんの屈託のない笑顔ではなく、僚一さんの微笑みだった。
塚ちゃんから手を出してくれた。
固まる私もさすがに焦って手を出した。
ハイタッチではなく、手と手を合わせる感じ。
一瞬だった。
その後はめちゃくちゃ泣いてライブを覚えていないし、友達はあの時は本当に放心してたよって何年経っても言われるくらいだったから本当に自分にとって大衝撃の出来事であったのだと思う。
塚ちゃんって自分のオタクを贔屓にしてくれるよね。
ぜふぁ*4の時も客席降りした塚ちゃんが私の列にいた自分のオタクに手が届く範囲で一人ずつタッチした。その時も私がその列の一番手前にいたので最後にタッチをして去っていった。
クリスマスの時はコロナもあって近くには来なかったが、三列目にいた私はよく顔を見れたがものすんごい目が合う。きっと自分のオタクばかり順番に見てるんだろうな、と思うくらい、よく見てくれた。
こうして55コンをきっかけに私は塚田僚一のオタクとなった。
10月20日、現在開催されているツアー「A.B.C-Z 2021 But FanKey Tour」に参加予定だ。
当たり前に塚ちゃんのうちわを持っていくつもりだ。
塚ちゃんは色々なことに挑戦して、屈託なくいつも笑顔でオタクの前に立っていてくれる。そんな塚ちゃんが大好きだ。
犯罪を犯さない限り、きっと嫌いにならないんだろうなってくらい大好き。
これからも塚ちゃんはじめ、A.B.C-Zメンバーが健やかに過ごしてくれることを願います。
いつもありがとう。
これからもよろしくお願いします。
俺たちとみんなでA.B.C-Z!!